投資における負けない事の重要性

米国株投資

吉田兼好の「徒然草」に以下のような文が載っています。

双六(すごろく)の上手といいし人に、その行(おこない)を問い侍りしかば、勝たんと打つべからず。 負けじと打つべきなり。

これは”勝ちに拘り過ぎるとかえって負けやすい。

という意味ですが、現在の投資にも通じる内容です。

投資も”如何に勝つか”よりも”如何に負けないか”の方が大事です。

投資においてリターンの大きさ=リスクの大きさです。

多くの方が手っ取り早くお金を増やしたいのでリターンの大きなものに資金投下(= 投機)に走りますが、早々に退場しています。

これは大きなリターンを望むあまりに手痛い損害を被るためです。

こういった損失を避けるためにも負けない事が重要になります。

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負けない事の重要性

以下の2パターンで 10年後どちらの方が利益が大きいでしょうか?

 パターンA リターン3%で10回中7回勝つ

 パターンB リターン5%で10回中6回勝つ

答えはパターンAです。

パターンA>

元本1年目2年目3年目4年目5年目6年目7年目8年目9年目10年目
プラスプラスマイナスプラスプラスマイナスプラスプラスマイナスプラス
100
万円
103
万円
106
万円
103
万円
106
万円
109
万円
106
万円
109
万円
112
万円
109
万円
112
万円

100万円→112万円となりました。

プラス12万円です。

<パターンB

元本1年目2年目3年目4年目5年目6年目7年目8年目9年目10年目
プラスプラスマイナスプラスマイナスマイナスプラスプラスマイナスプラス
100
万円
105
万円
110
万円
105
万円
110
万円
104
万円
99
万円
104
万円
109
万円
104
万円
109
万円

100万円→109万円となりました。

プラス9万円です。

利回りが2%良くても負ける回数が1回多いだけで最終的な儲けは逆転されてしまいます。

<パターンA,Bにおけるリターン比較>

またリターン1%で 10年間負け無しのパターンCを考えてみます。

<パターンC>

元本1年目2年目3年目4年目5年目6年目7年目8年目9年目10年目
プラスプラスプラスプラスプラスプラスプラスプラスプラスプラス
100
万円
101
万円
102
万円
103
万円
104
万円
105
万円
106
万円
107
万円
108
万円
109
万円
110
万円

100万円→110万円となりました。

プラス10万円です。

この場合でもパターンBよりも最終的な儲けは大きくなります。

せっかくリスクを取って高いリターンを求めてアクティブ運用しても、負けの回数を減らさない限り、最終的に儲けることができません。

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マイナスのカバーは難しい

マイナスをカバーするにはマイナス以上のリターンが必要になります。

例えばある年マイナス10%だったとすると100万円→90万円となります。

次の年10%のリターンがあったとしても90万円×10%=9万円であるため、

90万円+9万円=99万円にしかなりません。元の100万円には戻らないのです。

この場合前年のマイナスを帳消しにするには10万円を90万円で得る必要があり、利回りとしては

10万円/90万円×100=11.11%以上必要になります。

この利回りが確保できないのであれば1年で出した損失を2年かけて埋める必要があります。

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結論

以上よりリターンが数%高くても、値動きの予想が難しい銘柄への投資は思ったほどのリターンを生みません。

それよりも低リターンだけどリスクも小さい、毎年着実にプラスになりやすいものに投資した方が最終的なリターンも大きくなります。

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