不労所得を得る、もしくは増大させるには継続的な投資が必要になります。
毎月の投資可能額は
収入―支出
と表現されます。
しかし実際には多くの人が継続的な投資が出来ていないと思います。
これは支出の全容を掴まずに計画を立てても実現の出来ない目標にしかならないためです。
そのためにも現状把握をした上で適切に目標設定していく必要があります。
支出を把握しているか
収入の方はちゃんと頭の中に入っている方は多いでしょう。
特にサラリーマンの方がお金をもらえるのは基本的に月に一回の給料日と決まっています。
月に一回まとまった額が入ってくるので、多くの方が把握していると思います。
支出はどうでしょうか。
多くの方が大なり小なり毎日お金を使っていると思います。
そのため総額で今月どのくらい使ったのか把握するのが困難です。
収入の場合月に一回の給与明細がもらえますが、支出の場合は毎月1つ何か買ったとしてレシートは30枚になります。
次の給料日直前になってようやくお金が足らない事に気付いて、今月使い過ぎたと反省するでしょう。
実際節約しているつもりでも意外と人はお金を使っています。
正しくは、使わせるような社会になっている、といった方が良いでしょうか。
支出がわからないと何が問題か
こんな状態では毎月の投資額の目標を立てても達成は困難でしょう。
生活できなければ投資をやめてでもお金を浮かして、生活費の補填に利用するからです。
目標を何度立てても達成できないのですから、それは挫折してしまいます。
挫折しなかったとしても同じことを延々と繰り返すだけ効率的とは言えません。
そのためいつまで経っても実現可能な投資計画を立てられず、資産運用のステージにすら立てません。
支出を把握するために何をすべきか
毎月何十枚のレシートを細かく分析する必要はありません。
ざっくりでいいので、まずは何にいくら使ったかをまず把握するのです。
例えば、食費、光熱費、通信費、交際費、などです。
”その他”の項目を作ってもいいですが、全体の2割以下となるようにするといいでしょう。
あまりに”その他”の額が大きいとそこを分解してみないと何に使っているのかがよくわからないからです。
また支払いはクレジットカード一本にするといいでしょう。
Webで明細が確認できる上にダウンロードして自身でエクセルを使って整理することもできるからです。
ラーメン屋など現金しか使えない場合は必ずレシートをもらいましょう。
支出を把握してから計画を立てる
3カ月ほど支出を整理すると、自分が何にいくら使っているのかがわかるようになります。
そして毎月の目標投資額を達成するにはどの項目をどのくらいの支出に抑えなければいけないのかがわかります。
人によっては食費を抑えたり、交際費を抑えたり、または両方とも抑えたりする必要があるでしょう。
このようにまずは現状把握、そして計画を立て、実行するという流れが必要です。
また支出の整理は最初の3カ月だけではなく、定期的に行った方が良いでしょう。
例えば2~4カ月に一回くらいはやった方が良いと思います。
毎月これだけ投資しているのだから私たちは他の家庭より裕福だろう、という慢心が支出を増大させる可能性があるからです。
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