持株会における奨励金の使い方

資産運用

会社の持株会に入ってる人も多いのではないでしょうか?

私も加入しています。

確かに拠出額の5~10%が奨励金がもらえるという良いこともあります。

持株会に入って株を定期購入するだけでお金がもらえる素晴らしい制度ですが、デメリットとしてどのようなことがあるのでしょうか?

また効率の良い運用方法はどのようなものでしょうか?

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デメリット① 収入源の複数化が不十分

収入源の複数化はただ収入を増やすことが目的ではありません。

リスク分散も兼ねています。

もし、収入源を労働による給与所得と自社の持株会の配当に頼っていこうと考えているのであればそれはリスク分散が出来ていません。

ともに一つの会社に依存していることになります。

もし会社が倒産したら自分も再就職するまでは給与所得がなくなりますし、配当もなくなります。

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デメリット② 利回りを考慮した資産運用ができない

持株会で自社株を買うと拠出額の5~10%が奨励金としてもらえます。

勘違いされてる方が多いのは

奨励金の分だけ配当利回りがアップしている

と考えているところです。

もらえるのは購入時の一回のみです。

年間で100万円拠出したとします。

奨励金は10%の10万円で、配当利回りが2%とします。

奨励金を考慮した利回りは10+2=12%となるでしょうか?

答えはノーです。

1年目に100万円分の株式を購入した場合の10年後を見てみます。

奨励金は10%とし、配当金は全て再投資します。

年目年初奨励金年末年間配当金
1100万円10万円110万円¥22,000
2112.2万円0万円112.2万円¥22,440
3114.44万円0万円114.44万円¥22,889
4116.73万円0万円116.73万円¥23,347
5119.07万円0万円119.07万円¥23,814
6121.45万円0万円121.45万円¥24,290
7123.88万円0万円123.88万円¥24,776
8126.36万円0万円126.36万円¥25,271
9128.88万円0万円128.88万円¥25,777
10131.46万円0万円131.46万円¥26,292

配当も再投資を続け、10年後には100万円→131万円になりました。

では奨励金の10万円がなかった場合どうなるでしょうか?

年目年初奨励金年末年間配当金
1100万円0万円100万円¥20,000
2102.万円0万円102.万円¥20,400
3104.04万円0万円104.04万円¥20,808
4106.12万円0万円106.12万円¥21,224
5108.24万円0万円108.24万円¥21,649
6110.41万円0万円110.41万円¥22,082
7112.62万円0万円112.62万円¥22,523
8114.87万円0万円114.87万円¥22,974
9117.17万円0万円117.17万円¥23,433
10119.51万円0万円119.51万円¥23,902

配当も再投資を続け、10年後には100万円→119万円になりました。

奨励金10%の有り無しによる10年後の金額への影響は

131.46万円ー119.51万円=11.95万円です。

奨励金の10万円を差し引くと運用結果への影響は10年で1.95万円となります。

年平均でプラス1,950円といったところです。

10万円を最初だけもらっても、その後の成長スピードには大して影響が無いことがわかりました。

逆に奨励金10%が無くても利回り3.5%で100万円を運用した方が10年後大きな額になります。

年目年初奨励金年末年間配当金
1100万円0万円100万円¥35,000
2103.5万円0万円103.5万円¥36,225
3107.12万円0万円107.12万円¥37,493
4110.87万円0万円110.87万円¥38,805
5114.75万円0万円114.75万円¥40,163
6118.77万円0万円118.77万円¥41,569
7122.93万円0万円122.93万円¥43,024
8127.23万円0万円127.23万円¥44,530
9131.68万円0万円131.68万円¥46,088
10136.29万円0万円136.29万円¥47,701

長期投資のメリットである資産の雪だるま式の拡大にはある程度の利回りが必要という事です。

最初に10%もの奨励金をもらっていたとしても、利回りが低ければやすやすと追い越されてしまいます。

もちろんハイリスクハイリターンですが。

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オススメの持株会の使い方とは

持株会をまとめるの下表のようになります。

 持株会自分で投資
奨励金
拠出額の5~10%
奨励金がもらえる

奨励金は無い
リスク分散×
購入できるのは
自社株のみ

自分でセクターや
企業を選べる
利回り×
購入できるのは
自社株のみ

自分でセクターや
企業を選べる

上表の青字部分のメリットを享受する事が最も効率が良いと考えます。

つまり、

可能な限り大きな額を毎月拠出する事で奨励金を最大限もらい、売買可能な単位になったらさっさと引き出して売却後、他の企業の株を買う。

こうすれば良いとこと取りでき、奨励金を上手く活用する事ができます。

一つ気をつけなければならないのは売却時の株価です。

必ず購入価格×(100%-奨励金の%)以上で売る必要があります。

これ以下で売ってしまうともらった奨励金以上に損をすることになります。

もし、数年株価に上昇が見られず、いつ暴落するかわからないのであれば持株会への加入は見送った方がいいと思います。

判断は各自でお願いします。

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