少し前に話題になりますがビッグローブ株式会社が行った調査があります。
1カ月間に自由に使える金額の最多は「1万円未満」となり約3割を占めたそうです。
回答者は20~60代の1,000人です。

上記参考サイトより抜粋
自由に使えるお金とは
株式に毎月20万円投資しているから自由に使えるお金は1万円未満だとするとアンケート結果の見方は大きく変わってしまいます。
そのため今回は自由に使えるお金とは収入から生活費を引いた残りとしましょう。
もちろん生活費に投資分は含まれません。
月1万円で何ができるか
私だったら1万円くらい遊びに使わせてくれと思ってしまいますね。(笑)
そうしたオフがなければ仕事のつらさを忘れる事もできませんし、デートすらろくにできません。
ましてや投資なんてできないでしょうね。
遊ぶのを我慢して毎月1万円投資し続けてもさほど意味は無いと思います。
利回り3.5%で10年積立てた場合下表のようになります。
年目 | 年初 | 投資額 | 年末 | 年間配当金 |
1 | 0万円 | 12万円 | 12万円 | ¥4,200 |
2 | 12.42万円 | 12万円 | 24.42万円 | ¥8,547 |
3 | 25.27万円 | 12万円 | 37.27万円 | ¥13,046 |
4 | 38.58万円 | 12万円 | 50.58万円 | ¥17,703 |
5 | 52.35万円 | 12万円 | 64.35万円 | ¥22,522 |
6 | 66.6万円 | 12万円 | 78.6万円 | ¥27,511 |
7 | 81.35万円 | 12万円 | 93.35万円 | ¥32,674 |
8 | 96.62万円 | 12万円 | 108.62万円 | ¥38,017 |
9 | 112.42万円 | 12万円 | 124.42万円 | ¥43,548 |
10 | 128.78万円 | 12万円 | 140.78万円 | ¥49,272 |
20代、30代を棒に振って、ほぼ遊ぶことなく、投資に全てまわし続けた場合10年後には
120万円→140.8万円になります。
10年で20.8万円増えたことになります。
効果は限定的です。やはり遊びに使ってしまっていい気がします。(笑)
通信費は低め?
支出割合の大きい項目として居住費、通信費、保険費、食費があります。
調査元はビッグローブ株式会社なので通信費についての調査結果があります。
約45%の方が、通信費は~3,999円代が適切と考えている事から格安スマホがずいぶん認知されていると思います。

上述の参考サイトより抜粋
あくまで適切だと思う費用なので、今回のアンケート回答者達が固定費としての通信費を見直しているかは不明です。
生活水準上昇による支出の増加?
支出で負担を感じているものトップ3は食費、居住費、税金でした。

食費、居住費が負担だと思う項目の2トップである事は正に生活水準の上昇によるものと思います。
一度上げた生活水準は下げる事ができませんので、他の固定費を見直すか、昇給するか新たな収入源を確保しないと状況を変えるのは難しそうです。
20代、30代の独身なら自由なお金を手に入れるためなら安いアパートに引越すことも選択肢に入れると良いでしょう。同様の理由で少しくらい食費を抑えたりすると良いです。
もし1万円しかなかったら
私なら下記優先順で取り組んでいきたいと思います。
1.固定費を削減する
2.収入を増やす(副業 or 転職)
3.投資する
しかしよく考えてみると、これは毎月使えるお金が1万円だろうが10万円だろうが、掲げている目標があるなら、みな実行すべき内容です。
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